基礎工事
基礎工事は、“家を建てる”上で、大変重要なポイントです。 |
最近では、『マンション偽装問題』で鉄筋が足りない・・・ということが、社会問題になっていました。
どんなに屈強な基礎を、お客様にセールスしても、図面通り行なわなければ、全く無意味です。
松下工務店では、地盤調査報告を元に、基礎形状を決定し、図面通りに工事されているかを、第3者機関によって、検査を行なっています。さらに、厳しい目を持って『お客様自身』で確認することをお薦めします。
どんなに屈強な基礎を、お客様にセールスしても、図面通り行なわなければ、全く無意味です。
松下工務店では、地盤調査報告を元に、基礎形状を決定し、図面通りに工事されているかを、第3者機関によって、検査を行なっています。さらに、厳しい目を持って『お客様自身』で確認することをお薦めします。
STEP1 水盛り・遣り方 |
水盛り・遣り方とは、建物の外周部から、約50〜100センチ程離した所に木杭を差し込み、レーザーレベルなどを使い、GLから50〜70センチ上がった場所で平行に、9センチ程の幅の貫き板と呼ばれる板で、建物の周りに囲いを作ることです。建物の配置を、貫き板の部分に移し印を出します。非常に重要な作業です。 |
STEP2 掘削(根切り)工事 |
根切り工事とは、外周部を内部よりも掘り下げて、鉄筋や生コンクリートの量を多く入れて、外周部をより強固にしようという目的があります。 |
STEP3 砕石敷き込み |
砕石工事は掘削工事完了後、基礎内部に通常15cm砕石を敷き込み、基礎が沈まないよう十分にプレート及びランマーで転圧を行い、住宅基礎に必要な地耐力を出します。材料は40−0砕石を使用します。 |
STEP4 防湿シート・捨てコン工事 |
捨てコンは砕石の上に土壌処理を行い、防湿シートを敷き込み、主に外周部に生コンクリートを打設します。厚さは3〜5センチ程の厚さです。強度を出すためではなく、住宅の外周部や内周部に墨出しを行い、正確に配筋等の施工するための補助的工事です。 防湿シートの目的は、地面から上がる湿気を、住宅に上がらない用にするものです。また、シロアリの予防もできます。 |
根切り完了後、砕石を敷き込み、転圧をしっかり行ないます。
防湿シート敷込、捨てコン打設
STEP5 外周枠組・配筋 |
外周の仮枠を先行して、組んでいきます。 ベース配筋(スラブ筋) 13mmの鉄筋を20cm間隔に丁寧に組んでいきます。また、ジョイント部分(鉄筋の連結部分)は鉄筋の太さの40倍の長さ(13mmの場合52cm以上)重ねます。さらに、ベース筋の下にスペーサー(サイコロ)を入れて、被り厚を確保します。立ち上がり鉄筋(立て筋) 10mmから13mmの鉄筋を20cm間隔に組んでいきます。pointは、土台や柱の立つ部分に鉄筋を入れること。建物の角のジョイントとなる処に、同じ太さのコーナ鉄筋を入れること。立て筋のジョイント部分に、ジョイント鉄筋を入れること。等です。 <注意点1> よくお客様に『鉄筋に錆がほんのり付いている・・・』と、心配されますが、鉄筋の錆は全てが基礎に悪い物ではありません。鉄筋は新品の状態だと、軽く油が付いている様な状態なので、コンクリートに付着しにくく、ほんのりと錆が付いているほうが、コンクリートが良く付着します。 ただし鉄筋からボロボロと錆びが落ちたり、真っ赤になっている物は良くありません。 |
立上り筋20cmピッチ
ベース筋20cmピッチ
地鎮祭時に頂いた鎮物をコンクリ打設前に納めます。
人通工の補強配筋
換気窓の補強筋
先行配管(水道工事)
STEP6 配筋検査 |
第3者機関【(財)住宅保証機構】による、配筋検査。検査に合格しないと次の工程には進めません。 |
港南区S様邸の配筋検査
磯子区Y様邸の配筋検査
STEP7 生コンクリート打設 |
ベース部と立上り部に生コンクリートを打設します。 打設前に、一部の生コンクリートを採取し、骨材や配合試験を行ないます。お客様には試験結果の報告書を提 |
現場にて試験
生コン打設15cm〜20cm
打設完了
STEP8 金物の設置 |
アンカーボルト
基礎と土台を連結する為に必要です。柱部の横や、適所に設置します。ホールダウンアンカーボルト
基礎と柱を連結するものです。設置場所は、構造計算によるもので、たくさん入れれば強い・・・ということではありません。 |
STEP9 基礎工事完了 |
養生期間を経て、いよいよ基礎工事の完了です。 |